生物らしさを加えた機械や、自然現象を用いた作品を制作しています。 生命を感じさせる「動き」を通して、モノと人との新しい関係を探っています。
Toshiya Yui is a media artist and experience designer creating machines with lifelike qualities and works driven by natural phenomena, exploring new relationships between people and things through movement.

生命を感じさせる動きのある作品群による個展。分子レベルで考えれば、すべてのものは世界を循環し、旅をしている。 モノも、私も、あなたも——万物を「Wanderer(さまようモノ)」と捉え、そのテーマのもとに作品を発表した。

言葉を覚えはじめる子どものためのAI絵本サービス。子どもが覚えた言葉を入力すると「〇〇がみているせかい」という絵本が生成される。 覚えた言葉の周辺にあるものを紹介する物語を通して、子どもたちは新しい言葉と出会い、世界を広げていく。

「万有引力の法則」の象徴であるりんごを、空中に浮かせる装置。りんごは重力に逆らって浮遊し、移動していく。 モノが当たり前のように浮遊する未来の暮らしで、人とモノとの接し方はどう変わるのか——浮遊するモノと生活への想像を促す。

人は何に対して生命性を感じているのか。生命性の本質は、身体ではなくそこに宿る「気配」そのものかもしれない。 生き物の「身体」と「気配」をひとつの空間で対比させ、動かなくなった生き物の身体と、生き物のように動く無機物、 どちらに生命性を感じるかを問いかける。

鑑賞者が展示空間を公平に巡回することを目的とした、新しい様式の美術館。 街なかの自動移動装置であるエスカレーターとその脇の空きスペースに着目し、既存の動力を利用して「自動鑑賞」できる美術館をひらいた。 初展示では坂道という環境を活かし、重力と戯れるリンゴの様々な姿を描いた。

額縁やキャプションといった美術用品を自律化させ、美術館から日常へと放つプロジェクト。 額縁は機械のキュレータとなって自ら移動し、日常をフレームで切り取って作品化する。 キャプションは風景の名付け親となり、日常にタイトルをつける。美術用品が「野生化」した世界を夢想する。

原初の樹木信仰が残る地元・長野県諏訪の森で感じた「ざわめき」の再現を試みた作品。 磁性塗料を塗った植物たちが自ずと動き、カサカサと音を鳴らす。 採取・加工した植物を展示する「うごく風景の標本」を基に、大型化して展示した。

世界のある土地で実際に雪が降ると、世界地図の上のスノードームの中でもリアルタイムに雪が舞う作品。 各スノードームの中にはその都市にまつわるオブジェが入っている。ホワイトクリスマスの気分を、少しでも感じられるように。

1993年、長野県諏訪市生まれ。早稲田大学大学院基幹理工学研究科 表現工学専攻 修了(橋田朋子研究室)。 大学院ではインタラクションデザインを専門に研究。
自分が見たい景色をつくるために、生物らしさを加えた機械や、自然現象を用いた作品を制作している。 学生の頃からメディアアート作家として活動し、現在はテクノロジスト・UXデザイナーとして、 アプリ・WEB開発から展示企画まで幅広く手がける。
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